2025年2月、バルセロナで開催されたMWC Barcelona 2025では、5G技術に特化した展示が注目を集めた。会場では、ネットワークスライシングや低遅延通信の実用化事例が多数紹介され、来場者の関心を集めた。
日本企業の展示内容
NTTドコモは、5Gネットワークスライシングを活用した遠隔医療システムを展示。これにより、手術ロボットの遠隔操作が安定して行えることを実証した。KDDIは、低遅延通信を利用した自動運転車の制御システムを公開し、実用化に向けた一歩を示した。
業界の反応
業界関係者は「5Gの真価はこれから」と指摘する。展示会では、5Gの高速大容量通信だけでなく、低遅延や多数同時接続といった特性を活かした新たなユースケースが提案された。例えば、スマートファクトリーやインフラ監視など、産業用途での活用が期待されている。
また、欧州の通信事業者からは、5Gスタンドアロン(SA)方式の普及が進んでいない現状が課題として挙げられた。SA方式は、5Gの真の能力を引き出すために重要だが、導入コストや既存設備との互換性が障壁となっている。
今後の展望
展示会では、6Gへの移行を見据えた研究開発も紹介された。特に、AIを活用したネットワーク最適化や、サブテラヘルツ帯の利用が注目されている。日本企業も、これらの分野での技術開発を加速させる方針だ。



