5G対応スマートフォンの世界出荷台数が前年比で50%増加、2026年第1四半期に過去最高を記録
5Gスマホ出荷台数が前年比50%増、過去最高を更新

2026年第1四半期(1月~3月)における5G対応スマートフォンの世界出荷台数が、前年同期比で50%増加し、過去最高の3億2000万台に達したことが、市場調査会社の最新データで明らかになった。この記録的な成長は、新興市場での需要拡大と、ミッドレンジ価格帯の5G端末の普及が主な要因とされている。

地域別の動向と成長要因

地域別に見ると、中国市場が最も大きなシェアを占め、全体の約35%を占める1億1200万台が出荷された。これは前年同期比で45%の増加となる。インド市場も急成長しており、出荷台数は前年比70%増の4800万台に達した。北米市場は比較的成熟しているが、それでも前年比20%増の5500万台を記録した。

市場調査会社のアナリストは、「5Gネットワークのインフラ整備が進む新興国での需要が旺盛で、特に200ドル以下の低価格帯の5Gスマートフォンが市場を牽引している」と分析している。また、5G対応チップセットのコスト低下や、キャリアによる5Gプランの拡充も成長を後押しした。

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メーカー別シェアと競争状況

メーカー別では、サムスン電子がシェア22%で首位を維持し、出荷台数は7040万台だった。2位はアップルでシェア18%の5760万台、3位は中国のシャオミでシェア15%の4800万台となった。シャオミは前年比60%増と大幅に伸び、特にインドや東南アジア市場での販売が好調だった。

一方、中国メーカーのOPPOとvivoもそれぞれ前年比40%増、35%増と成長し、トップ5にランクインした。市場調査会社は「競争が激化する中で、各社は差別化された機能や価格戦略でシェア拡大を図っている」と指摘している。

今後の見通しと課題

市場調査会社は、2026年通年の5Gスマートフォン出荷台数が前年比30%増の13億台に達すると予測している。しかし、半導体不足や地政学的リスクが供給に影響を与える可能性があり、また一部の先進国市場では需要が頭打ちになる兆候も見られる。

アナリストは「5Gのキラーコンテンツがまだ明確でないことが、一部の消費者の買い替えを遅らせている」と述べ、AR/VRやクラウドゲーミングなどの新たなユースケースの重要性を強調した。今後は、5Gの高速・大容量通信を活かしたサービスの普及が、さらなる市場拡大の鍵を握るとみられる。

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