5G基地局整備の最前線、都市部と地方の格差拡大
5G基地局整備の最前線、都市部と地方の格差拡大

5G基地局整備の現状と課題

総務省が発表した最新データによると、2024年度末時点での5G基地局の整備数は全国で約12万局に達し、前年比で30%増加した。しかし、その内訳を地域別に見ると、東京23区や大阪市などの大都市圏では人口カバー率が90%を超える一方、地方部では50%にも満たない地域が存在する。

都市部と地方の格差

特に深刻なのは、人口密度の低い山間部や離島での整備の遅れだ。これらの地域では、基地局の設置コストが収益に見合わず、通信事業者が積極的に投資できないという構造的な問題がある。総務省は2025年度までに全国の人口カバー率を95%以上に引き上げる目標を掲げているが、実現には課題が山積している。

また、5Gの高速通信を活かすには光ファイバー網の整備も不可欠だが、地方ではこちらも遅れている。このため、5Gの恩恵を享受できる地域とそうでない地域の差が、さらに拡大する恐れがある。

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今後の対策と展望

政府は、地方での基地局整備を促進するため、補助金の拡充や税制優遇措置を検討している。また、通信事業者間での設備共用や、自治体が主導する地域密着型の整備計画も動き出している。例えば、北海道の一部では、自治体が自ら基地局を建設し、通信事業者に貸し出すモデルが試験的に導入されている。

5Gは、遠隔医療や自動運転、スマート農業など、地方の課題解決に貢献する技術として期待されている。そのポテンシャルを最大限に引き出すためには、インフラ整備の加速とともに、地域ごとのニーズに合わせた柔軟な運用が求められる。

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