大相撲名古屋場所3日目(14日・IGアリーナ)で波乱が起きた。横綱豊昇龍は平幕藤ノ川に突き落としで逆転され、初黒星を喫した。藤ノ川は前日の横綱大の里戦に続く金星を挙げ、横綱戦は初挑戦から負けなしの4連勝となった。
藤ノ川、金星連発で存在感示す
藤ノ川は立ち合いから低く当たり、豊昇龍の出足を止めると、タイミングよく突き落とした。横綱相手に一切ひるむことなく、自身の相撲を貫いた。これで藤ノ川は横綱戦4連勝と、まさに金星男の称号にふさわしい活躍を見せている。
一方、初日から2連敗と苦しんでいた横綱大の里は、この日隆の勝を押し出し、今年初場所14日目以来となる白星を挙げた。大の里は「内容は良くなかったが、勝ててよかった」とコメント。復調のきっかけとなるか注目される。
大関陣は霧島が3連勝、琴桜は初黒星
大関霧島は豪ノ山を一方的に押し出し、初日から3連勝と好調を維持。霧島は「集中してやれた」と手応えを語った。一方、大関琴桜は美ノ海に押し出され、初黒星。琴桜は「甘かった」と反省の弁を述べた。
関脇陣も活躍が目立つ。安青錦は伯乃富士を寄り切り、大関復帰を狙う場所で連勝を3に伸ばした。熱海富士は小結王鵬の反撃をしのぎ、上手出し投げで3連勝。琴勝峰は小結義ノ富士との押し合いを制し、こちらも初日から3連勝とした。
名古屋場所の行方
3日目を終え、全勝は霧島、安青錦、熱海富士、琴勝峰の4人。横綱豊昇龍の土がつき、優勝争いは混戦模様となっている。藤ノ川の勢いがどこまで続くか、また大の里が立て直せるかが今後の焦点だ。



