今年の日本シリーズは、2024年と同じカードに決まった。レギュラーシーズン(RS)でパ・リーグ3連覇を果たしたソフトバンクと、セ・リーグ3位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がったDeNAが対戦する。2年前はリーグ3位から進出したDeNAが2連敗から4連勝し、「下克上」で日本一に輝いた。
両チームのCSでの圧倒的な強さ
ソフトバンクはRSで2位以下に10ゲーム差以上をつけ、今年からの新たな規定によりCS最終ステージは最大7試合制(5勝先勝)となり、アドバンテージ2勝を与えられた。最終ステージでは3位日本ハムに3試合連続の逆転勝ち。今季飛躍した投手の前田悠伍、野手の正木智也らが躍動し、庄子雄大がMVPに選ばれた。
DeNAはRSでは最大で負け越し15を抱えながら、夏場以降に調子を上げた。CSでは第1ステージで巨人に2連勝し、最終ステージでは阪神に4連勝した。巨人との2試合は計2失点、阪神との4試合は計5失点と、投手陣の充実ぶりが際立つ。
シーズン中の異例の大型トレード
今年の交流戦は、横浜開催でDeNAの1勝2敗だった。両チームは5月12日、シーズン中としては異例の大型トレードを発表した。DeNAは正捕手だった山本祐大を出し、ソフトバンクの右腕・尾形崇斗と右打ちの内野手の井上朋也を獲得。発表時にはファンの賛否を呼んだが、山本は新天地でも攻守の要になり、尾形は7勝、井上も2本塁打と、それぞれがチームに貢献した。
年俸格差も注目
4月に労組日本プロ野球選手会が発表した今季の日本人支配下選手の年俸調査では、ソフトバンクが球団別トップの平均8706万円。DeNAは12球団中10位の同4084万円で、両チームには2倍以上の格差がある。