阪神・伏見寅威、トレード移籍で好リードと打撃で首位チームに貢献
阪神・伏見寅威、トレード移籍で好リードと打撃で首位チームに貢献

今季、両リーグトップの12勝を挙げている阪神の高橋をはじめ、リード面で投手陣を支えているのが伏見寅威(36)だ。2013年にオリックスに入団し、14年目の今季、日本ハムからトレードで移籍。パ・リーグ2球団で得た経験を生かし、首位のチームに欠かせない存在になっている。

巨人戦での好リードと打撃

首位攻防戦となった12日の巨人戦。高橋とバッテリーを組むと、緩急で巨人打線をゆさぶり、6回1失点の好投を引き出した。たびたび勝負強さを見せてきた打撃でも五回に中前打。得点には結びつかなかったものの、好機を演出し、シーズンのヤマ場と言える一戦で勝利に貢献した。

高橋が挙げた12勝のうち、9試合で先発マスクをかぶる。

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経験に基づく配球と信頼

好結果の要因について「(高橋)遥人の球がエグい」と笑うが、「相手の傾向や遥人のこの球には(打者が)合っているとか、できるだけ相手の狙い球を外すとかは考えている」とも言う。

長年の経験と観察眼に基づいた配球に、高橋も「準備を入念にしている印象」と信頼を寄せる。

首脳陣の期待に応える

伏見は腰の不調で戦列を離れた時期もあったが、途中出場を含めて36試合に出場。同じ捕手にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した坂本がいる中でも出番を与えられ、「まさかこんなに出させてもらえるなんて。ありがたい」と話す。先発した試合では勝率6割3分3厘の数字を残し、首脳陣の期待に応えてきた。

藤川監督は「阪神が持つ配球、戦術と違うエキスが入って、化学反応がある」と言い、力のある野手9人が並ぶパ・リーグで培った勝負勘を高く評価。伏見自身も「僕が何かを出すとしたらそれしかない」と力を込める。チーム最年長野手として、主力選手にも慕われる存在。リーグ連覇へ向けて、惜しみなく持てる力を発揮する。(記録は13日現在)

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