全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)が7月22日から8月21日にかけて、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山の近畿6府県を主会場に開催される。30競技に全国から選手、監督・コーチら約3万7000人が参加予定で、九州・山口からも多くの団体、個人が全国制覇を目指して出場する。
鎮西エース、一ノ瀬漣主将の実力
バレーボール男子の鎮西(熊本)は、インターハイ2連覇を目指す。その中心となるのが、エースアタッカーの一ノ瀬漣主将(3年)だ。身長1メートル92のアウトサイドヒッターで、最高到達点は3メートル39に上り、ネットよりも96センチ高い。この数値は1月の全日本高校選手権(春高バレー)前に計測したもので、本人は「もう少し伸びていると思う」と語る。
一ノ瀬主将は今年度の男子日本代表の登録メンバーに、高校生で唯一選ばれた。6月の熊本県予選決勝では、城北を相手に勝負所で地力を発揮し、3―0のストレート勝ちに貢献。滞空時間の長いジャンプを生かした高い打点のスパイクは威力十分だ。
名将の教えと新監督の理想
チームを全国屈指の強豪に育て、10度の日本一に導いた前監督の畑野久雄さんが昨年11月に亡くなった。一ノ瀬主将は1年生の時から畑野前監督にエースに起用され、ジャンプ力をつけるよう求められ、筋力トレーニングなどで足腰を強化してきた。
「トスが悪かったり、助走ができなかったりする場面でもスパイクを決められるのが、真のアタッカー」。バトンを継いだ宮迫竜司監督(34)の理想に応えるべく、一ノ瀬主将は厳しい球際を想定した練習にも余念がない。チームは2連覇に向けて、確かな手応えを掴んでいる。



