2026年ワールドカップ(W杯)に出場する48チームのうち、自国・地域出身の監督が率いるチームは22チームにとどまることが分かった。一方、アルゼンチン出身の指導者は6チームを指揮し、出身国別で最多となっている。
自国出身監督の現状
W杯の歴史において、優勝した全チームが自国・地域出身の監督を擁してきた。今大会でも優勝候補のアルゼンチンはリオネル・スカロニ監督、フランスはディディエ・デシャン監督が率いる。スカロニ監督は前回大会でリオネル・メッシを中心としたチームを構築し、36年ぶりの優勝に導いた。今大会は連覇を目指す。デシャン監督は4大会連続で指揮を執り、キリアン・エムバペらタレントを融合させ、2大会ぶりの頂点を狙う。
一方、強豪のブラジルとイングランドは自国出身者以外の監督に指揮を委ねている。ブラジルはイタリア出身のカルロ・アンチェロッティ監督が率いるが、決勝トーナメント2回戦でノルウェーに敗れた。イングランドはドイツ出身のトーマス・トゥヘル監督が指揮し、準々決勝に進出している。
アルゼンチン出身監督が最多
アルゼンチン出身の監督は、自国を含めて6チームを指揮し、今大会最多となった。米国のマウリシオ・ポチェッティーノ監督、ウルグアイのマルセロ・ビエルサ監督などが含まれる。フランス出身者はベルギーのルディ・ガルシア監督ら5チーム、スペイン出身者は4チームに上る。サッカー強豪国は指導者も引く手あまたで、各国からオファーが絶えない。
出場を逃したイタリア出身の監督も3人おり、その一人がブラジルのアンチェロッティ監督だった。同国初の外国人指揮官として注目されたが、早期敗退に終わった。
イングランドのトゥヘル監督の決意
イングランドのトゥヘル監督は「今こそ『いつものパターン』を打ち破り、優勝が可能であることを証明すべき時」と語る。イングランドは過去にW杯優勝がなく、今大会で歴史を変えられるか注目される。
監督の出身国と国籍が多様化する中、指揮官の采配が勝敗を分ける。今大会も監督の戦略とリーダーシップが鍵を握るだろう。



