【ウィンブルドン(英)=時事】テニスのウィンブルドン選手権最終日は12日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、車いす部門の男子シングルス決勝で小田凱人(東海理化)がアルフィー・ヒューエット(英)を6―1、6―1で下し、連覇を果たした。四大大会シングルスでは通算10勝目となり、昨年の全仏オープンから6大会連続制覇を達成した。女子ダブルス決勝では上地結衣(三井住友銀行)朱珍珍(中国)組が李暁輝、王紫瑩組(中国)に6―4、7―5で勝利。上地はシングルスとの2冠を達成した。
アウェーの雰囲気を楽しむ小田
連覇を果たした小田は、アウェーの雰囲気を楽しむかのように躍動した。昨年の決勝でも対戦した英国のライバル、ヒューエットを下しての連覇。第1セットでいきなり3ゲームを連取するなど、序盤から持ち前の攻撃的なテニスを展開。芝コートで効果的な速いサーブと、思い切ったリターンで圧倒し、ラリーになれば狙い通りのコースにウィナーを決めた。
この展開は小田が思い描いていたものだった。4月の福岡での国際大会では、小田は決勝でヒューエットに敗れていた。「地元の日本で負けたので、今度は彼の地元でやり返したい」。2年ぶりの王座奪還に燃えていた宿敵を退けた小田は、強烈なバックハンドも披露した。
白塗り車いすで注目集める
小田は勝利を目指すだけでなく、競技を盛り上げたいという思いも強い。ウィンブルドンには白のドレスコードがあり、今大会は白く塗った車いすでプレーしたことも周囲の注目を集めた。四大大会は昨年の全仏オープンから6連続優勝となった。小田は「負けたことがニュースになるまでいきたい」と語り、進化を続ける20歳の強さが際立った。



