七回一死一塁、迎えたのは4番打者。リズムよくツーストライクに追い込んだ。2年生エースが投じた4球目で相手のバットは空を切り、三振に。思わず右拳を握りしめガッツポーズ。2年生エースと目を合わせて喜んだ。
捕手としての成長と対策
駿河総合の串木汰雅捕手(3年)は小学生から捕手を始め、昨秋には一つ下の投手とバッテリーを組み、投球や配球を磨いてきた。2回戦の相手が昨夏の準優勝校に決まると、「真っすぐだけでは抑えられない。変化球の精度を上げて挑もう」と対策を練った。投球練習では実際の打者を想定して変化球の軌道を一球一球振り返り、ボールとストライクを自在に制球できるように何度も繰り返した。
試合の展開と串木の奮闘
エースが焦らないようにしなくては――。そう自分に言い聞かせ、落ち着いてサインを出した。練習した変化球を織り交ぜながら全力で挑んだが、13安打を浴びて6失点。それでも、2盗塁刺と矢のような送球で相手の機動力を抑え、マウンドに駆け寄り、最後まで投手を支え続けた。
後輩への思い
「エースはつらい場面で踏ん張ってくれた。来年はもっと勝ち進んでほしい」。後輩たちに思いを託した。(布袋和音)



