スペイン、4大会ぶり4強 ヤマル「自信持ってフランスと戦える」 ベルギーは力尽く
スペイン、4大会ぶり4強 ヤマル「自信持ってフランスと戦える」

サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は10日(日本時間11日)、準々決勝の1試合が行われ、スペイン(世界ランキング2位)がベルギー(同9位)を2-1で下し、4大会ぶりのベスト4進出を決めた。途中出場のメリノが終盤に決勝点。ベルギーは3位となった2018年大会以来の4強入りを逃した。スペインは14日(日本時間15日)の準決勝でフランス(同3位)と対戦する。(世界ランキングは6月11日時点)

劇的な勝利で4強入り

スペインが劇的な勝利で4強入り。序盤からボールを保持し、30分に右サイドから攻めてルイスが先制点。同点で迎えた88分に途中出場のメリノがこぼれ球を蹴り込んだ。ベルギーは41分にデケテラーレがゴールを決めたが、後半は好機を作れず、切り札のルカクも不発に終わった。

メリノ、また決めた

41分、前回大会から6試合連続無失点だったスペインのゴールがついに破られ、スタンドのファンは頭を抱えた。しかし、選手に慌てるそぶりは皆無だった。やるべきことは変わらない。長短のパスを織り交ぜて攻め込み、奪われれば即、相手に寄せて奪い返し、また攻撃に転じる。18歳のヤマルを中心に相手ゴールを脅かし続け、終盤に差しかかるとさらに前がかりに。88分、直前に入ったばかりのメリノが決めて勝ち越した。

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「全員の貢献がチームの結果の大きな部分を占めている」とデラフエンテ監督。終盤の疲れが出る時間でも、ディフェンスラインをきっちり押し上げる。最後尾からパスを丁寧につなぎ、ベルギーにボールをカットするチャンスを与えなかった。決勝点を生むきっかけになったミドルを放ったのは、センターバックのクバルシ。こぼれ球を押し込んだメリノが2試合続けてヒーローになったが、ともにゴール前へ走り込んだウィリアムズが相手選手をブロックしてサポートしていた。パス回しの華麗さは残しながら、泥臭く走る。鍛え上げられた今のチームの良さが凝縮されていた。

36試合無敗、ヤマル「結束感ますます強く」

スコアは1点差だが、試合を通じてベルギーを圧倒し、優勝した2010年大会以来の4強入り。チームはこれで36試合無敗となった。ヤマルは「チームの結束感はますます強くなっている」と手応えをにじませ、続けた。「フランス相手に自信を持って戦えるチームがあるとすれば、それは僕たちだ」

ベルギー、黄金世代の意地も力尽く

満身創痍のベルギーは、最後に踏ん張りきれなかった。試合開始直前に、主将のティーレマンスが先発メンバーから外れたのが不運の始まりだった。後半途中には守護神クルトワがピッチに座り込む。脚を痛めてまさかの途中交代。終盤に許した決勝点は、代わったGKラメンスがシュートをはじいたところを押し込まれた。ガルシア監督は「あまりにも多くのことが重なり、全てがうまくいかなかった」と嘆いた。

チームは今大会、エジプト、イランと引き分けるなど不安な滑り出しだった。それでも徐々に調子を上げ、35歳のデブルイネ、33歳のルカクらベテランも要所で存在感を発揮。2018年大会で3位に入る原動力となった「黄金世代」の意地を見せた。「ベルギーは若き才能が台頭してきている。今後数年間でさらに強くなるだろう」と34歳のクルトワ。2大会ぶりの4強入りは逃したが、スペインからゴールを奪って終盤まで激しく競り合った。実力国に恥じない戦いぶりを示したのは確かだ。

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