女子サッカーのWEリーグは22日、2026~27年シーズンが開幕する。昨季のリーグ優勝に貢献し、最優秀選手(MVP)に輝いたINAC神戸のMF成宮唯(31)が読売新聞の取材に応じ、「タイトル獲得にこだわる。どの大会でも自分が一番輝く選手になりたい」と決意を述べた。
連覇へ、得点とアシストで2桁を目指す
クラブが4季ぶり2度目の優勝を飾った昨季、成宮は鋭い読みと豊富な運動量で攻守にチームを支えた。リーグ戦は全22試合出場で8得点、8アシスト。「これ以上ないシーズンだった」と振り返る。連覇のかかる今季は「全ての面で昨季を超えないと厳しい戦いになる」と分析し、得点、アシストともに2桁を目指す。
重点的に取り組むのが下半身の強化だ。「尻まわりの筋肉をうまく使えれば、スピードや当たりの強さが増す」と、持ち味の俊敏性を生かしながら筋肉量を増やすメニューをこなす。今季はリーグ戦、リーグ杯、皇后杯に加え、アジア・女子チャンピオンズリーグ(AWCL)もあり、「4冠」達成には心身のタフさが求められる。
なでしこジャパン選出、W杯出場へ意気込み
9月開幕の愛知・名古屋アジア大会に臨む日本女子代表(なでしこジャパン)にも選ばれ、「自分の価値を示した先に来年のワールドカップ出場が見えてくる。チャンスをつかみたい」と意気込む。クラブも個人もさらなる飛躍を期すシーズンで、リーグ初戦の相手は昨季公式戦で勝てなかった広島だ。「苦手意識を持たず、隙を与えないこと。最初の1秒から相手を圧倒したい」と必勝を誓った。
ライバルは浦和、日テレ、広島
6季目のWEリーグは、戦力充実のINAC神戸、優勝経験がある三菱重工浦和と日テレ・東京V、初優勝を目指す広島が上位争いの主役となりそうだ。
INAC神戸は宮本監督のもと、攻撃的なスタイルが浸透。昨季16ゴールで得点王となったFW吉田やDF桑原ら愛知・名古屋アジア大会に臨む日本女子代表のメンバーを軸に総合力が高い。三菱重工浦和はボール奪取に優れ、無冠だった昨季からの巻き返しを誓う。
日テレ・東京Vは、リーグ杯優勝、AWCLで準優勝した昨季の主力が健在。アジア女王の座を逃し、「みんな悔しさを持っている」と語る同代表MF塩越、得点力がある19歳のMF真城らがチームを引っ張る。広島は同代表MF中嶋らを擁し、昨季は皇后杯で優勝。悲願のリーグ制覇へ、INAC神戸との開幕戦が試金石となりそうだ。



