高木豊氏、阪神の個人成績とチーム成績の乖離を分析「クリーンナップだけの打線」
高木豊氏、阪神の個人成績とチーム成績の乖離を分析

元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が11日、自身のYouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開した動画で、藤川球児監督率いる阪神タイガースの現状について分析した。個人成績でリーグ上位を独占しながらも独走できていない理由を、打線の繋がりに焦点を当てて解説している。

阪神の個人成績はリーグトップクラス

動画公開日の翌日12日時点で、阪神の打撃陣は佐藤輝明が打率.340、18本塁打、55打点とリーグトップの成績。森下翔太も打率.299、22本塁打、51打点、大山悠輔が打率.269、12本塁打、49打点と、クリーンナップが打撃ランキング上位を独占している。投手陣も高橋遥人が13試合で防御率1.57、10勝1敗と、防御率と勝ち星でセ・リーグをリードする。

しかし、チームの勝敗は傑出しておらず、2位の巨人とのゲーム差はわずか1。個人成績の華々しさに比べ、チームとしての独走感はない。

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高木豊氏が指摘する問題点

高木氏は「まあ、そこ打っても、下位(打線)が打たないとなあ」「だから6番、7番、ここら辺が苦しいんじゃないの」と、クリーンナップは機能しているが、下位打線が繋がっていないと分析。さらに「近本がいなくなって1番に苦しんでるよね。1・2番の中野をどうやって生かすかっていうこともできてないし、3人で野球をやってる、そういう感じかな」と、近本光司の離脱が打線全体の繋がりを欠く原因になっていると指摘した。

近本の代役として起用されている福島圭音や高寺望夢について、高木氏は「福島もそうだし、高寺もよく頑張ってるけど、やっぱり出塁率っていうことになってくると、ちょっと近本には及ばないよね」と評価。若手の奮闘を認めつつも、近本の出塁能力には及ばず、結果的にクリーンナップだけに頼る打線になっていると解説した。

打線の繋がりが鍵

高木氏の分析によれば、阪神の個人成績の良さはクリーンナップの活躍に依存しており、下位打線が機能しないことで得点力が向上しない。特に1番打者の出塁率低下が、中野拓夢の2番での役割を難しくしている。打線全体としての連続性が欠如しており、これがチーム成績に影響を与えているという。

阪神は現在、リーグ優勝を狙う上で、下位打線の強化や近本の復帰が待たれる状況だ。高木氏の指摘は、データだけでは見えないチームの課題を浮き彫りにしている。

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