オリックス・バファローズのブルペンを支えてきた平野佳寿(よしひさ)(42)が現役の舞台を去ることを決めた。歴代18位となる国内702登板に加え、米大リーグでの3年間で150試合に登板。2023年10月、日米通算250セーブを達成した際も「試合数が一番」と言い、こだわる数字として登板数を挙げた。
リリーフ転向が転機に
転機は5年目の10年シーズン。救援の立て直しを図りたい当時の岡田彰布監督にリリーフ転向を命じられた。「前年が先発で全然だめ(3勝12敗)で選んでいる余地がなかった。この世界でしがみついていかなきゃいけないと思った」。そこからチームのために腕を振り続け、最終盤の勝負所を何度も乗り越えてきた。
研究熱心な姿勢で支えた現役生活
21年間にわたる現役生活を支えたのは、研究熱心な姿勢だ。代名詞のフォークもただ落とすだけでなく、状況に応じて使い分け、ストライクを取りにいったり、空振りを狙ったりした。コーチ兼任となった今季も「今までのままじゃだめ」とカットボールやツーシームの向上に力を入れた。
現役引退が発表された9日、大阪市内の球団施設で取材に応じ「(十分な)パフォーマンスができなかった。(残りのシーズンも)任せられたことをやるだけ」と語った。06年に同期入団した岸田監督は「長く一緒にやってきて、一言では片付けられない。本当に長いことお疲れさまというのが一番」とねぎらった。



