第108回全国高校野球選手権大会第13日の18日、県代表の天理は準々決勝第1試合で三重(三重)と対戦し、7-0で完封勝利を収めた。二回に4番の主砲・金本がソロを放ち先制。その後も強力打線が爆発し、相手を突き放した。先発・橋本は粘り強い投球でスコアボードに0を重ね、154球完封。9年ぶりの4強入りを果たした。
先制ソロで勢いに乗る
二回、フルカウントから4番・金本が左翼席に先制ソロ本塁打を放つと、一塁側アルプスのボルテージは急上昇。勢いに乗った天理ナインは、吹奏楽部によるエネルギッシュな演奏と応援団の大声援の後押しを受け、さらに四回に1点を追加した。
「ワッショイ」コールで選手を後押し
天理のチャンス到来時の応援コールといえば、「ワッショイ」。吹奏楽部の演奏に合わせて応援団が「ワッショイ」コールを送る。「選手の背中を押す音を届けたい」と話すのは吹奏楽部キャプテンの番場大樹さん(17)。アルプススタンドでは担当のコントラバスの演奏がかなわず、演奏曲の指示出しなどで部のサポートに徹した。
八回に3点追加し突き放す
「ワッショイ」の掛け声が球場に響き渡る八回、天理打線は7番・大塚、8番・小沢の連打で勝負を3点を加えて声援に応えた。
前回戦で9回158球を投げ切ったエース長尾に続き、左腕・橋本が9回9安打無失点と好投。「普段は優しいけど、やるときはやる子」という橋本の母・智子さん(48)の期待に応え、窮地の場面でも落ち着いて三重打線を抑え込んだ。そんな兄の姿に弟の航佑さん(10)が「ピンチが多いけど、ナイスピッチング」と激励した。
勝利を収めて準決勝に駒を進めた天理ナインの姿に、アルプススタンドからは大きな歓声が送られた。



