夏の高校野球北海道大会:滝川西が旭川実にコールド勝ち、北照は完封勝利で8強進出
夏の高校野球北海道:滝川西がコールド勝ち、北照完封

夏の高校野球南・北北海道大会は10日、札幌、函館、帯広の3市で3、4回戦計5試合が行われた。北大会では、滝川西が16得点を挙げて旭川実にコールド勝ちし、旭川龍谷とともに8強入りを決めた。南大会では、北照が苫小牧工を完封勝利で下した。なお、降雨のため1試合が継続試合となり、3試合が11日に順延となった。

滝川西、打線爆発で旭川実を圧倒

滝川西は初回から打線が爆発し、大量16得点を奪って旭川実にコールド勝ち。立川選手の適時打で加藤選手が生還し、勝ち越しに成功するなど、終始試合を優位に進めた。一方、旭川実は投手陣が崩れ、打線も沈黙。滝川西の勢いを止められず、8強入りを逃した。

北照、投手陣が完封リレーで苫小牧工を封じる

南大会では、北照が苫小牧工に完封勝利。投手陣が相手打線を零封し、守備でも堅実なプレーで得点を許さなかった。北照はこの勝利で8強進出を決め、次の試合へ弾みをつけた。苫小牧工は好機を作るもあと一本が出ず、無得点で敗退した。

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DH制度が支えた選手のドラマ

苫小牧工の佐藤理音選手(3年)は、野球を続けるか悩んだ末、監督の提案でDH(指名打者)として大会に出場した。佐藤選手は「送球ミスで仲間に迷惑をかけるのが怖い」と一塁手としての送球に悩み、1月には退部を決意。しかし監督から「バッティングだけでも」とDHでの出場を提案され、続ける道を選んだ。その後は練習後に一人で素振りを重ね、バッティングフォームを動画で確認するなど打撃に専念。仲間も打撃一本の姿勢を受け入れ、佐藤選手は「つらかった自分を助けてくれた監督や仲間に恩返しを」と臨んだ最終試合では、最後の打席でチェンジアップに果敢に挑んだが、ヒットは出ず、チームも敗れた。それでも「ここまで続けられたのはみんなのおかげ。最後までやりきってよかった」と話した。

大会日程の変更と今後の見どころ

降雨の影響で10日は1試合が継続試合となり、3試合が11日に順延。日程の変更により、各チームの調整が注目される。北大会では滝川西と旭川龍谷が8強入りし、南大会では北照が勝ち上がった。今後の試合では、投手陣の出来や打線の爆発力が勝敗を分ける鍵となりそうだ。

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