第108回全国高校野球選手権滋賀大会は13日、2回戦4試合がマイネットスタジアム皇子山などで行われ、彦根東、八日市南、八幡、八幡商の4校がいずれもコールド勝ちで3回戦に駒を進めた。12日にも2回戦6試合が行われ、シード校の綾羽がコールド勝ちするなどして勝ち上がっている。3回戦は18日から行われる予定だ。
彦根東、終盤の猛攻で瀬田工を振り切る
彦根東は瀬田工と対戦。1回に岩淵の先制適時打で1点を先行し、その後も得点を重ねた。2点差に迫られた6回には、二死満塁から稲山の左翼への2点適時打で突き放し、8回には岩淵の2点三塁打で試合を決定づけた。瀬田工は4回、中島琉の左前適時打などで2点を返したが、反撃はここまで。彦根東が9-2でコールド勝ちを収めた。
八幡、初回の集中打で主導権
八幡は安曇川・湖南農・石部・信楽・愛知・長浜農の連合チームと対戦。初回に小林の適時打などで一挙5点を奪い、試合の主導権を握った。6回には二死二、三塁から小泉の2点三塁打が飛び出し、11-1でコールド勝ち。連合チームは3回、広瀬と入江の連続二塁打で1点を返す意地を見せたが、5回に二死一、二塁の好機を生かせず、反撃は1点にとどまった。
八日市南、堅実な攻めで快勝
八日市南は八幡工戦で初回、一死二、三塁から川村の2点三塁打などで3点を先行。その後も着実に得点を重ね、7回には堀井と山田の連続適時打で3点を加え、8-1でコールド勝ちした。八幡工は2回、山本の本盗で1点を返すも、その後は得点を奪えなかった。
八幡商、強力打線で日野を圧倒
八幡商は日野戦で初回、桑原と中村の連続適時三塁打などで5点を先取。2回にも二死一、三塁から中村が右翼へ2点二塁打を放つなど、一気に試合を決めた。投げては久保田、田上らの継投で日野打線を無得点に抑え、10-0でコールド勝ち。日野は2度得点圏に走者を送ったが、あと一本が出ず、無得点に終わった。
12日の試合:綾羽がコールド勝ち、光泉カトリックは延長戦を制す
12日に行われた2回戦では、シード校の綾羽が伊香に11-4でコールド勝ち。初回に平野、元木の連続適時打など5安打を集めて一挙6点を先行し、その後も加点した。伊香は2回に中川の2点適時打などで3点を返したが、及ばなかった。
光泉カトリックは草津東と延長タイブレイクの末、8-4で勝利。10回、一死満塁から浅井が中越えの3点三塁打を放つなど、4点を奪って試合を決めた。草津東は9回二死一塁から洲鎌の中越え三塁打で同点に追いついたが、続くサヨナラ機を逃した。
その他、甲西は石山に5-2で逆転勝ち。近江は八日市に9-1で圧勝。草津は野洲に5-2で逆転勝ち。能登川は米原に2-0で完封勝ちした。
連合チームのエース入江、投打で奮闘
安曇川・湖南農・石部・信楽・愛知・長浜農の連合チームは敗れたが、エースで主将の入江(安曇川・3年)が投打で存在感を示した。5点を先行された3回二死二塁の打席で、「なんとしても1点」との気持ちで打席に立ち、左中間を破る適時二塁打を放った。夏の地方大会は2年続けて無得点で敗退していただけに、「逆転と同じくらいうれしかった」と語った。
今春まで安曇川の部員は入江1人。平日は監督らを相手に地道な投球練習を続け、週末の合同練習には母の送迎で片道1時間以上かけて通った。違うユニホームを着て戦った仲間たちとの3年間を「終わってみれば一瞬。みんなに『ありがとう』と伝えたい」と振り返り、一人で戦い抜いたエースの顔は晴れやかだった。



