第108回全国高校野球選手権大会第8日は12日、阪神甲子園球場で行われ、佐野日大(栃木)が神村学園(鹿児島)に3-1で競り勝ち、1997年以来の3回戦進出を果たした。
佐野日大、投打がかみ合い勝利
佐野日大は三回、桜岡の2点三塁打で先制。九回に小島の適時打で1点を加えた。救援の鈴木が5回を3安打無失点に抑え、逃げ切った。神村学園は二回の満塁機や終盤の好機を生かせなかった。
1点リードの九回、一死二塁で左打席に入る佐野日大の6番小島は「投手に頼り切りでは終われない。突き放す」と燃えていた。抜群の制球力を誇る神村学園・龍頭の直球を中前にはじき返し、1点を加えた。
打撃強化の成果、チームに自信
今春の選抜大会では投手陣が好投しながら、初戦で零封負け。以来、チームは球が飛びにくい木製バットで試合を行うなど打撃を鍛え、再び甲子園に乗り込んだ。しかし、1回戦で唯一の得点は敵失によるものだった。
「1回戦は勝ったうれしさと同じくらい、打てなかった悔しさを感じた」という2番桜岡は三回に2点三塁打。九回の一打で勝利を手繰り寄せた小島は「もっと打って、守りだけのチームではないことを証明する」と誓う。チームに自信を与える3打点だ。
神村学園、課題見つかる
神村学園の1点は、8番の2年生、秀島の適時打。四回二死二塁で直球を中前にはじき返した。「来た球を打ち返すことができた」。ただ、その後の2打席は相手のエース鈴木の前にチャンスで凡退。「インコースの球が自分に向かってくる感じがして、うまく対応できなかった。技術不足」。次への課題が見つかった。



