第108回全国高校野球選手権大会は7日、甲子園球場で2回戦が行われ、島根県代表の立正大淞南は長崎日大(長崎)に1―15で敗れ、初戦突破ならなかった。
先発したエースの川口元投手は、二回に6番打者から3連打を浴び、六回には8、9番に連続長打を許すなど、六回途中で降板。終盤は相手打線の猛攻を止められなかった。
「ふがいない投球」と川口投手
川口投手は下位打線に捕まった。六回途中から一塁の守備に回り、攻守交代でベンチに戻ると、太田充監督から「よく投げた。気にするな」と声を掛けられた。だが、責任を感じずにはいられなかった。「甲子園でふがいない投球をしてしまい、チームに申し訳なさが募った」と振り返った。
調子が悪かった訳ではない。130キロ台の直球やこの春に習得した2種類のチェンジアップを駆使して、外角にボールを集めた。ただ、少しでも真ん中に入ると、痛打された。
六回に1点を返すも
六回の攻撃では、金城旬太朗選手のチーム初安打からつくった好機で打席が回り、自身の二ゴロの間に1点を返した。「なんとか塁に残って次の打者につなげたい」と、一塁へ、監督から禁止されていたヘッドスライディングを見せた。
試合後は放心気味だった。「自分たちがやってきた『粘りの淞南』の野球は伝えられた」。この悔しさがきっと、後輩たちをさらに強くする。
太田嵐主将のコメント
太田嵐主将は「川口元投手はいつも通りの調子だったので、相手バッターのレベルが高かった。ずっと夢見ていた舞台で野球ができて、チームメートと太田充監督には感謝しかない」と語った。



