「高校野球200年構想ミーティング2026夏」が9日、兵庫県西宮市の甲子園プラスで開催された。硬式野球部員が少ない地域の高校生が、高校野球の普及や振興のための取り組みを共有する試みで、昨夏に続いて2回目となる。
鳥取・徳島・高知の高校生が活動を発表
今回は、鳥取、徳島、高知の高校生がそれぞれの活動を発表した。鳥取では、加盟校が幼稚園、保育園とつながる「1校1園制度」を導入している。鳥取西高のマネジャー3人は、クイズや軟らかいボールを使った遊びを通して学校近くの園児と交流した様子を紹介し、「私たちとの交流が、野球などのスポーツを始めるきっかけになってくれれば」と語った。
徳島からは、穴吹高、川島高、那賀高の選手計6人が参加し、未就学児を対象にした野球教室を報告。軟らかいボールやプラスチック製バットを使って遊びながら進めたといい、「自分たちが普段からしている、投げる、打つという体験が、子どもたちには新鮮そうだった」と述べた。
高知からは、土佐塾高と高知高のマネジャーが、高知の高校野球改革を高校生が主体的に考えるプロジェクトなどを披露した。「野球教室でどのようなプレゼントをしたら子どもたちが喜んでくれるか」といったテーマについて話し合った内容を説明した上で、「教室などが一過性のイベントにならないようにすることが大切」とした。
「次の100年」をめざす構想
高校野球200年構想は、第90回選抜大会と第100回全国選手権大会があった2018年に、日本高野連と朝日新聞社、毎日新聞社の3者が「次の100年」をめざすために発表した事業。全国選手権大会の収益などを原資に、各都道府県連盟に振興事業の援助を行っている。
この日発表に臨んだ3県は、23年度の硬式野球部員数が1千人を下回り、「3カ年重点支援事業」の対象となっている。全国の硬式野球部員数は14年度の17万312人をピークに減り続けており、26年度は12万4116人だった。



