第108回全国高校野球選手権大会(甲子園球場)で、地震の被災地・熊本県の代表で初出場の有明は、13日の2回戦で長崎日大(長崎)を3―2で破った。劇的な逆転勝ちを収めた初戦後に有明を応援する輪が広がっており、熊本ゆかりの関西在住者らがメッセージを込めた手製のうちわで声援を送る姿が目立った。
アルプス席で手製うちわを掲げる熊本ゆかりのファン
有明アルプス席では「熊本に届け 心はひとつ」「熊本の誇り」などのボードやうちわが振られた。試合は二回に先制された直後に相手失策で逆転。加点後は投手の継投で試合を締め、大きな拍手が送られた。
10年前の熊本地震で祖母宅が全壊した大阪市鶴見区の夫妻は初戦をテレビ観戦して感動し、足を運んだ。「甲子園に来られない熊本の人に代わって応援したい」と手製のうちわを懸命に振った。
熊本出身者らの思いが込められた応援
大阪府貝塚市に住む熊本県合志市出身者(69)はうちわを並べて「がんばろう熊本」と発信。「被災地のため頑張ろうという選手の気概を感じた」と話した。
試合前のエール交換では、長崎日大の応援部員が、「被災された熊本の復興を祈って。フレー、フレー、熊本」とエールを送った。
主将が語る被災地への思い
熊本県西原村出身の実田聡志主将は「考えられないくらいの応援が力になる。1試合でも多く勝ち、熊本に元気と勇気を与えたい」と力を込めた。



