花咲徳栄、仙台育英に0-1で敗れ2回戦敗退…黒川投手は8三振の好投
花咲徳栄、仙台育英に0-1で敗れ2回戦敗退 黒川投手は8三振の好投

第108回全国高校野球選手権大会第8日の12日、2年ぶり9度目出場の花咲徳栄は初戦の2回戦で仙台育英(宮城)と対戦し、0―1で敗れた。緊迫した投手戦は六回に先制され、九回は笹崎昌久選手の安打と相手投手の暴投で無死二塁と反撃したが、及ばなかった。

黒川投手、8三振の力投も実らず

両チーム無得点で迎えた五回、黒川凌大投手は二死から初めての連打を浴び、一、二塁とされた。「ピンチでも冷静に、笑顔を崩さない」。次打者を自信がある直球で空振り三振に仕留めると、思わずガッツポーズが出た。

六回は味方の失策から無死一、三塁のピンチを招いた。4番打者に高めの直球を左前に運ばれて先制を許したが、すぐに気持ちを切り替えた。後続の3人を抑えて最少失点で切り抜けると、笑顔でベンチへ戻った。

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笑顔を絶やさない意識、春の反省から

夏に向けて、ピンチでも動揺しないようにメンタル面の強化に取り組んできた。今春の選抜大会では準々決勝で救援登板するも相手の勢いを止められずに3失点。「自分が顔に出すと、野手にも影響してしまう。笑顔でいれば、周りも楽にプレーできる」。春の反省から、試合中は笑顔を絶やさないよう意識してきた。

この日もチームメートににこやかな表情を見せながら、打者には直球に変化球を織り交ぜて翻弄。8安打を打たれながらも8三振を奪って1失点に抑え、「自分のピッチングができた。全部を出し切れた」と力強く振り返った。岩井隆監督も「最後までよく投げきってくれた。100点のプレーができていた」とたたえた。

黒川投手、甲子園の土は持ち帰らず

1年からマウンドでチームを支えてきただけに、試合終了直後は涙も見せたが、甲子園の土は持ち帰らなかった。「後輩たちがまた(ここに)来てくれると思うので」。自らの視線は次のステージへ向いていた。

本田新志主将は「全員で勝ちを目指してプレーした。本当に楽しかった。九回の応援が今までで一番大きくて、逆転できると思わせてくれた」と話した。

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