第108回全国高校野球選手権大会第12日の16日、香川県の英明は3回戦で花巻東(岩手)に0-4と敗れ、ベスト8進出を逃した。1点を先制された三回に一死満塁の好機をつくるなど、再三にわたって相手投手を攻め立てたが、あと一本が出なかった。冨岡琥希投手は8回を一人で投げきったが、4失点と粘りきれなかった。
主軸の奮闘も1点遠く
1点を先制された三回一死一、三塁の好機で松原蒼真選手に打順が巡ってきた。「自分の打撃で追いつく」。意気込んで打席に入った。しかし、2ストライクと追い込まれると「チーム打撃」に切り替え、厳しい球をカットし、四球を選んで好機を広げた。無得点に終わったが、「英明らしいつなぐ野球ができている」と自信を深めた。
大学まで野球を続けた父・則禎さん(47)の影響で、小学1年から高松市のスポーツ少年団で野球を始めた。父の厳しい指導で夜遅くまで打撃の練習に打ち込み、県内屈指の強打者に成長、少年野球の県大会では優勝も経験した。
「甲子園を目指したい」と進学
「甲子園を目指したい」と進学した英明では、2年生からレギュラーを勝ち取り、昨秋からはチームの主軸を任された。今春の選抜大会では、優勝した大阪桐蔭(大阪)と対戦し、2安打と奮闘したが、チームは惜敗。今大会には「ベスト8で終わった春を超える」と強い思いで臨んだ。
1回戦の関東一(東東京)戦で3点適時二塁打を放つなど、全試合で安打を記録する活躍を見せた。しかし、目標は達成できず、結果は3回戦敗退。試合後には大粒の涙を流した。大学進学後も白球を追い続け、「この悔しさを忘れず、さらなる成長を目指す」と誓った。(高見怜弥)
主将の反省
池田隼人主将は「先制点を取られ、少し焦りがでてしまった。守備でリズムを作り、粘り強く攻撃する普段通りの野球ができなかった」と振り返った。



