夏の高校野球静岡大会は11日、愛鷹球場で1回戦が行われ、今春の県大会を制した知徳が遠江総合に八回コールド勝ち(7-0)で好発進を果たした。知徳打線は11安打7得点と爆発し、3番・笠原塁選手(3年)がチーム最多の3打点を挙げる活躍を見せた。
笠原選手の適時打で試合を決める
知徳は三回、二死二塁の好機で笠原選手が打席へ。相手投手の高めの直球を「狙い球だった」と迷わずはじき返すと、打球は右翼線を破る適時三塁打となった。三塁に到達した笠原選手は思わず笑みをこぼした。
試合はその後も知徳のペースで進み、八回には再び二死二塁の場面で笠原選手が右前に適時打を放ち、コールド勝ちを決定づけた。試合後、笠原選手は「自分の打点で試合を締めくくれ、自信が付いた」と白い歯を見せた。
昨夏の悔しさをバネに成長
笠原選手には忘れられない出来事がある。昨夏の県大会4回戦、静岡商に1点差で敗れた試合だ。好機で打席に立ったが、ストライクを2球見逃し、三振に倒れた。「3年生の力になれなかった」と、悔しさで涙があふれたという。
この経験を忘れず、笠原選手はひたむきに練習に励んだ。山道で走り込みを行い、ウエートトレーニングで筋力をつけたことで長打力が向上。その成果は今春の県大会決勝で発揮され、走者一掃の適時三塁打を放ち、チームの初優勝に大きく貢献した。東海大会の初戦でも本塁打で追加点を挙げるなど、磨いた打撃力を見せつけている。
次戦への意気込み
3回戦に向けて笠原選手は「毎打席で打ってやる」と意気込み、ヒットメーカーとしての活躍を誓った。知徳の快進撃は続くのか、今後の試合が注目される。



