防災用品に登山用品や下着、野菜汁…企業が強み生かした商品展開
防災用品に登山用品や下着、野菜汁…企業が強み生かす

相次ぐ地震や豪雨に備えるニーズが高まるなか、幅広い企業がそれぞれの分野で培った強みを生かした防災用品の展開を進めている。登山用品や下着、イベント企画など、専門性を生かした商品やサービスが注目を集めている。

アウトドア用品を防災に活用

登山用品を得意とする石井スポーツは8月下旬、「もしもの時に役立つアウトドア用品」と銘打った陳列を始めた。照明や浄水器などを防災向けにPRしている。常温で保存でき、水も火も使わずに食べられるまぜごはんもその一つだ。横浜市の店を訪れた60歳の女性は「軽くてかさばらないのはありがたい」と話した。

長期保存できる食品や下着

缶入り野菜ジュース「野菜一日これ一本」を手がけるカゴメは、東日本大震災をきっかけに「長期保存用」を開発した。賞味期間は通常より2年ほど長い5年半で、野菜の配合を工夫し、缶は酸素を通しにくいものを使う。避難中に野菜が不足したという被災者の声に応えた。

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アイリスオーヤマは8月28日に「3日分の女性向け防災セット」を発売する。中にはワコールの使いきり下着が入っており、紙素材と不織布で作られている。洗濯や入浴が思うようにできない避難生活中でも清潔な下着を提供する。旅行や入院時の利用も想定している。

赤ちゃん向けセットも登場

防災グッズ専門のPEACEUP(ピースアップ)が扱う「赤ちゃんのための防災セット」は、持ち運びやすい蛇腹式の使い切り哺乳びんや発熱剤を利用した湯沸かし器を備えている。

災害の発生は、防災への意識を高めるきっかけとなっている。各社の取り組みは、多様なニーズに応える形で広がりを見せている。

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