JR九州労組、春闘で月額1万5000円のベア要求 前年と同額の最高水準維持
JR九州労組、春闘で月額1万5000円ベア要求

JR九州労組、春闘で月額1万5000円のベア要求を申し入れ

JR九州労働組合は、2026年の春季労使交渉(春闘)において、基本給を底上げするベースアップ(ベア)として月額1万5000円を求めることを正式に決定しました。組合は2月9日、この要求を会社側に申し入れ、交渉を開始しました。

前年と同額の最高水準要求を維持

今回の要求額は、前年の春闘で提示した月額1万5000円と同額となっています。これは、比較可能なデータがある2000年以降において最高水準の要求に位置付けられており、組合が引き続き高い水準での賃上げを目指していることを示しています。

組合側は、この要求の背景として以下の点を強調しています:

  • 人材の確保と定着を促進する必要性
  • 労働環境の改善を通じた従業員のモチベーション向上
  • インフレーションや生活コストの上昇に対応するための措置

夏季賞与も前年並みの要求

ベースアップに加えて、JR九州労組は夏季賞与についても「基本給の3.0か月分」を要求しました。これも前年と同様の水準であり、組合が包括的な賃金改善を求めていることが窺えます。

月例賃金全体としては、ベアや定期昇給などを含めて6%以上の引き上げを要求しており、組合側の交渉姿勢は堅調です。

前年の賃上げ実績と今後の見通し

会社側は前年の春闘において、ベアと定期昇給を合わせて平均7.1%の賃上げを実施しています。この実績を踏まえ、組合は今年も同様の水準での合意を目指しています。

交渉は3月中旬の妥結を見込んで進められており、今後の動向が注目されます。JR九州の労使交渉は、九州地域の経済動向や労働市場にも影響を与える可能性があるため、地域経済の観点からも重要な意味を持っています。

組合関係者は、「人材不足が深刻化する中で、優秀な人材を引き留め、定着させるためには、適切な賃金水準の維持が不可欠だ」と述べ、要求の正当性を主張しています。