東京大学の学校推薦型選抜、合格者数が過去最多の93人に
東京大学は2026年2月11日、2026年春入学を対象とした学校推薦型選抜の合格者を発表しました。10学部で計約100人を募集した結果、合格者は93人となり、前年比で6人増加して過去最多を記録しました。この選抜は、学力だけでなく多様な資質を評価することを目的としており、今回の増加はその取り組みが一定の成果を上げていることを示唆しています。
女子合格者の比率が低下、45.2%に
合格者の内訳を見ると、女子の合格者数は42人で、前年比で1人減少しました。これにより、合格者全体に占める女子の比率は45.2%となり、前年から4.2ポイント低下しています。この傾向は、近年のジェンダーバランスの議論の中で注目される点であり、東大がさらなる多様性の促進を目指す上での課題として浮上しています。
地方出身者の割合も減少傾向
出身高校の地域別では、東京都からの合格者が29人と、全体の約3分の1を占め、前年比で6人増加しました。東京都を除く関東地方は20人で、こちらも6人増えています。一方、その他の地域からの合格者は44人で、前年比で6人減少しました。この結果、地方出身者の割合が低下しており、地域格差の是正が今後の課題として指摘されています。
東京大学は、学校推薦型選抜を通じて多様な人材を確保する方針を掲げていますが、今回のデータは女子や地方出身者の比率低下という課題を明確に示しています。教育政策の一環として、これらの点を改善するための取り組みが期待されます。