香川県坂出市で不在者投票が無効に、レターパック放置ミスで選管謝罪へ
坂出市で不在者投票無効、レターパック放置ミスで謝罪

香川県坂出市で不在者投票が無効に、レターパック放置ミスで選管謝罪へ

香川県坂出市選挙管理委員会は、2026年2月8日に投開票が行われた衆院選において、県外に住む男性1人分の不在者投票が無効になるミスを犯したことを、2月10日に正式に発表しました。このミスは、投票用紙が入ったレターパックが市役所内で2日間にわたって放置されたことにより発生し、選挙区選挙、比例代表選挙、最高裁判所裁判官国民審査のすべての投票が対象となりました。

投票用紙の放置経緯と管理上の問題点

市選管によると、問題の投票用紙は、2月7日午前10時15分頃に市役所1階の守衛室に届けられました。その後、守衛室から2階にある市選管の「連絡箱」に移されたものの、投開票翌日の2月9日午前11時頃まで放置されていたことが明らかになりました。この間、投票用紙は適切に処理されず、結果として無効扱いとなってしまいました。

市選管では、選挙期間中の休日や夜間に届く郵便物については、守衛室から連絡を受けた職員が受け取りに行く運用を定めていました。しかし、今回のケースでは、職員が連絡箱を確認していなかったことがミスの直接的な原因とされています。このような管理上の不備が、投票権の行使を妨げる重大な結果を招いた形です。

選管の対応と今後の対策

市選管は、このミスについて深く反省しており、今後、影響を受けた男性に対して直接謝罪を行う予定です。また、同様の事態を防ぐため、郵便物の受け取りや処理に関する手順の見直しを検討しています。選挙の公正性を確保するためには、不在者投票を含むすべての投票プロセスが適切に管理されることが不可欠であり、今回の事例はその重要性を改めて浮き彫りにしました。

このミスは、地方自治体における選挙管理の課題を示す事例として、広く注目を集めています。選挙権は民主主義の根幹を成す権利であり、その行使が妨げられることはあってはならないことです。坂出市選管は、再発防止に努めるとともに、市民への説明責任を果たす姿勢を示しています。