「2浪で東大」と「指定校推薦で早慶」本当に頭がいいのは?東大生が語る
2浪東大と指定校推薦早慶、本当に頭がいいのは?

「生まれつきの才能は不要」というテーマで、東大への「逆転合格」の作法について考える。今回は、2浪で東大に合格した筆者が、指定校推薦で早慶に進む人と比較され、「本当に頭がいいのはどっち?」という問いに向き合う。

筆者は、多浪して東大に入ったことで「バカ」と言われ、反論できなかった経験を振り返る。その理由として、「ルールを疑わずに、まず愚直に取り組んでみる」という時間を持てたことを挙げる。ルールを疑う力は重要だが、疑ってばかりで本気でプレイしたことがない人は、疑いの解像度も上がらないという。

コスパの悪い選択がもたらしたもの

一度目の前のゲームに全力で飛び込み、負けてまた挑むプロセスを経たからこそ、後から「ルールを疑う発想もあったのか」と深く納得できた。さらに、コスパの悪い選択をあえて選んだ経験が、今の原稿執筆の元手になっていると感じる。もし現役で早慶に進んでいたら、「東大生は社会に出たら使えない」というコメントに粘り強く向き合うことはなかっただろうし、メディアに呼ばれる立場にもならなかったはずだ。

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「賢い選択」と「意味のある選択」は別物

「2浪はバカ」という指摘に対して、今でもうまく反論できない。その指摘は事実として正しい。しかし、「賢い選択」と「その人にとって意味のある選択」は別物だと思う。ルールを疑って最短距離を行く人は賢いが、ルールに愚直に殴られながら悪戦苦闘した時間も、後に別の形で効いてくることがある。

「本当に頭がいい」の定義をこれからも探し続けるが、「頭のよさ」と「その人の人生にとっての正解」は必ずしも同じではない。2浪で東大に行った筆者が、「指定校推薦で早慶に行くのが正解」と素直に頷けない理由はそのあたりにあるのだろう。

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