偏差値70超の超名門校で5人に1人を東大合格させた国語教師が、伸びる子の親に共通する姿勢を明かした。カギは「評価しないで聞く」ことと「あえて失敗させる」ことだという。
「1カ月、ただ聞くだけ」のすすめ
市野瀬氏は、保護者からの相談に対して「1カ月、ただ聞くだけをやってみてください」とアドバイスしているという。評価しない、アドバイスしない、意見しない。ただ「聞く」だけの姿勢が重要だと説く。
子どもが「今日、YouTubeでこんな動画見た」と言ったら「そうなんだ、それでどうだった?」と返し、「ゲームでこんなことがあった」と言ったら「へえ、それって面白いの?」と問いかける。中身は何でもいいという。
評価をゼロにすると子どもは話すようになる
多くの親は、子どもが話し始めると無意識に評価を挟んでしまう。「またゲームの話?」「勉強はどうしたの?」といった言葉だ。それをやめるだけで、子どもは驚くほど話すようになるという。
「聞いてもらえた」実感がある子は、自分の感情を大事にできるようになり、「自分は何をやりたいのか」がクリアになっていく。それが最終的に、勉強への火のつき方に効いてくるという。
楽な道を選ぶ子には「あえて失敗させる」
一方、常に楽な道を選んでしまう子には、逆に「まずやってみないと、あなたの行きたい道にも進めないよ」とはっきり伝えるという。優しく寄り添うのではなく、状況によっては親が手綱を握りっぱなしにせず、外すことも必要だと説く。
「今、高校生でちょっとやそっと溺れたって、その先の長い人生、決定的な影響を与えるようなダメージになるようなことは何にも起こらないよ」と伝え、あえて失敗経験をさせることの重要性を指摘している。



