渋谷教育学園渋谷中学高等学校で10年間教鞭を執り、担当生徒の5人に1人を東京大学に合格させた市野瀬早織先生(現・市野瀬教育研究所所長)は、「伸びる子」の家庭には共通点があると語る。その共通点は、多くの親が「良かれと思ってやっていること」の真逆かもしれないという。
「伸びる子」に共通していたこと
市野瀬先生は、10年間で3000人以上の生徒を見てきた経験から、「この子は伸びるな」と感じる子の共通点について、「本人の情熱を、周りに邪魔されずにきた子。これに尽きます」と話す。
親から「これをやるべきだからやりなさい」と植え付けられたのではなく、本人がやりたくてやっていることをそのままやらせてもらってきた子は、「圧倒的に伸びます。各分野で」という。
勉強以外でも「邪魔されない」ことが重要
市野瀬先生は、「勉強を邪魔されなかった子」というわけではないと強調する。「ゲームでも、漫画でも、何でも」よく、「ゲームばっかりやってて、まあそれは彼の選択なんで、それはそれです」と親が思えているかどうかが重要だと語る。
「やらない方がいい」でも「やった方がいい」でもなく、評価を与えられずに「この子はこういう人なのね」と認められてきた子が、結果的に伸びるという。
評価を与えずに見守ることについて、市野瀬先生は「ものすごく難しいですね」と述べている。



