夏休み前に知りたい!漫画ばかりの子が本を読む意外なテクニック
漫画ばかりの子が本を読む意外なテクニック

夏休みを目前に、多くの親が子どもの過ごし方に頭を悩ませる。せっかくの長期休暇、ただ漫画を読んで終わらせるのはもったいない。しかし、無理やり本を読ませようとしても逆効果だ。そこで、『となりのきょうだい 世界ミラクル探検隊 伝説の遺せきへタイムトラベル!編』の著者で、自身も中学2年生と小学4年生の息子を持つ文筆家・尾石晴氏(POSPAM代表)が、漫画好きな子どもが自然と学習漫画や読書に親しむようになる意外なテクニックを明かす。

学習漫画がもたらす知識の連鎖

尾石氏によれば、学習漫画はエンタメ漫画では省略されがちな科学的根拠や歴史的背景を補完する役割を果たすという。「例えば、『世界ミラクル探検隊』に登場する『ヨルダンの赤い砂漠』は、砂の中の金属が酸化しているから赤く見えるんです。そうした科学的な知識は、物理や化学、天体などをテーマにした学習漫画でいくらでも得られます」と説明する。実際、尾石家の子どもたちは動植物の仕組みを描いた学習漫画を読んだことで、植物園や農園を訪れた際に「漫画で読んだあれかな?」と連想する力が身についたという。

リビングに学習漫画をずらり

尾石家のリビングには、学習漫画がずらりと並ぶ本棚がある。日本史や世界史の学習漫画、『ドラえもんの学習』シリーズ、『歴史漫画タイムワープ』シリーズ、偉人伝(源義経、源頼朝、モーツァルトなど約30冊)、『科学漫画サバイバル』シリーズ、『めざせ!あしたの算数王』シリーズなど、子どもたちが欲しいと言った本はほぼ購入しているという。

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エンタメ漫画と学習漫画の相乗効果

尾石氏は、歴史学習漫画がエンタメ漫画の理解を深めると指摘する。例えば、『週刊少年ジャンプ』で連載中の『逃げ上手の若君』は、鎌倉時代末期から南北朝時代の武将・北条時行を主人公とし、源頼朝や義経、平清盛なども登場する。尾石家の子どもたちはこの漫画を愛読しており、平清盛が建てた厳島神社を家族で訪れた際、その知識をしっかり覚えていたという。「エンタメ漫画と偉人伝をどちらも読んでいたからこそ、覚えてくれていたんだろうと思います」と尾石氏は語る。

観光がより面白くなる予備知識

学習漫画で得た知識は、旅行や観光をより豊かにする。尾石氏は「歴史や科学の背景を知っていると、実際の場所を訪れたときの感動が違います」と強調する。夏休みに子どもと出かける前に、関連する学習漫画を読んでおくことで、体験学習の効果が高まるという。

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