物作りを通して培う豊かな創造性とチャレンジ精神
東京都新宿区にある成城中学校・成城高等学校(男子校)は、1885年創立の伝統校。教育目標に「知・仁・勇」を掲げ、人間力の高いリーダー育成を目指している。文武両道・質実剛健の校風を受け継ぎつつ、グローバルキャリア教育や独自科目「数学統計」など先進的な取り組みも行っている。
ユニークな技術科の授業
特進コースなどの学力別編成を行わず、知識注入型ではない授業が特徴。中学3年間の技術科では、物作りを通じて創造性を育む。技術科主任の田中俊輔先生は、「創造社会の到来を見据え、物作りにチャレンジしてほしい」と語る。
授業は道具の使い方からスタート。中1では木工で小物や箸を製作、中2ではアルミスプーンや焼き入れネジの金属加工、中3ではロボット製作に挑戦。難易度を段階的に上げながら、様々な物作りを経験する。
失敗を恐れず試行錯誤
「失敗は物作りの原点」と田中先生。放課後に再挑戦する生徒も多く、試行錯誤を繰り返すことで創造力を培う。安全性への配慮や仲間とのディスカッションも重視し、技術習得だけでなく人間力の向上を図る。
中2では、江戸時代から新宿で栽培されてきた伝統野菜「内藤とうがらし」の栽培にも取り組み、管理方法や肥料配合を自ら考えて育てる。
生徒の声と実践
アルミのアイススプーン製作では、地金を延ばし切り出し、型でくぼみを作り表面を磨く。理科で学んだ金属の性質を実体験を通して理解する。中3では班ごとにロボットを製作し、対戦を通じて改善を重ねる。
木工室には生徒の熱気が満ち、各自が製作に没頭する姿が見られる。
学校データ
- 所在地:〒162-8670 東京都新宿区原町3-87
- 電話:03-3341-6141
- ウェブサイト:https://www.seijogakko.ed.jp/
- 創立:1885年
- 交通:都営大江戸線「牛込柳町」駅西口から徒歩約1分
コアネットの視点
変化する社会への対応力を育むため、学力向上の基盤に加え、DXハイスクール採択校としてICT教育やデータサイエンス教育に注力。実社会のツールを活用し、楽しみながらプログラミングやデータ分析、最先端技術を体験。知識と経験を積み上げ、変化の激しい時代を生き抜く力を育む伝統校である。



