「勉強しても成績が上がらない」謎を解くたった一つの質問とは
勉強しても成績が上がらない謎を解く質問

「勉強しているのに成績が上がらない」という悩みを抱える子どもや保護者は多い。一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事で『ドラゴン桜2』編集担当の西岡壱誠氏は、その原因は努力不足ではなく、知識の「点」と「面」の違いにあると指摘する。

「点」の知識が成績を伸び悩ませる

西岡氏によれば、真面目に一問一答形式の暗記に取り組んできた子どもほど、知識が「点」で散らばったままになりやすい。これは本人の努力不足ではなく、これまでの学習習慣が原因だ。成績を上げるには、勉強量を増やすのではなく、勉強の質を「点」から「面」に変える必要があるという。

たった一つの質問で知識を「面」に

そこで効果を発揮するのが、「その言葉と繋がる言葉、5個挙げてみて」という質問だ。これは連想マップ学習法の口頭版で、白紙に書き出す代わりに頭の中で関連語を引き出す。脳の中に「繋げるルート」を作る作業であり、机の前でなくても効果がある。

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例えば、夕食の会話で「今日、学校で何を勉強したの?」と聞き、「光合成」と返ってきたら、「じゃあ、光合成と繋がる言葉を5つ言ってみて」と続ける。これだけで、子どもの知識が「面」へと変わっていくきっかけになる。

「詰まる」体験が成長の第一歩

最初は子どもが言葉に詰まるかもしれないが、それで構わない。「詰まる」という体験こそが、自分の知識が繋がっていないことに本人が気づく最初のきっかけとなる。この気づきがなければ、繋げようという意識も生まれない。

大切なのは、そこで責めないこと。「そうか、じゃあ今度参考書で確認してみようね」と自然に流す。すると、次の日には子どもが自ら関連語を調べ始めるかもしれない。この小さな循環が、「点」の知識を「面」に変えていく。

家庭でできる「魔法の声かけ」

西岡氏は、「勉強しているのに成績が上がらない」現象の裏には、知識が頭の中で「点」のまま散らばっている構造的な問題があると結論づける。必要なのは勉強量の増加ではなく、勉強の質を「点」から「面」に変えること。その第一歩が、「その言葉と繋がる言葉、5個挙げてみて」というたった一つの質問から始まる。

今日の夕食の席で、ぜひ試してみてほしい。子どもの学力の伸びしろが、意外なところに眠っていることに気づくはずだ。

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