「ママなんか大嫌い」は本音じゃない!子どものひどい言葉に振り回されない方法
「ママなんか大嫌い」は本音じゃない!親の対処法

「ママなんか大嫌い!」「うるさい、あっち行って!」——子どもからこんな言葉を投げつけられたとき、親は深く傷つき、つい感情的に返してしまいがちです。しかし、発達科学コミュニケーション代表で学術博士の吉野加容子氏は、こうした「ひどい言葉」は必ずしも本音ではなく、子どもの脳の特性から理解すべきだと説きます。

子どもの“ひどい言葉”に親が振り回される理由

毎日頑張って子育てをしている親にとって、「ママなんか嫌い」という言葉は大きな衝撃です。多くの親は「そんなこと言っちゃダメ」「ママだって悲しいよ」などと返してしまいます。しかし吉野氏によれば、発達障害やグレーゾーンの子どもを持つ家庭では、このような「子どもの言葉にそのまま反応すること」が親子の会話をさらにこじらせる原因になるといいます。

感情が高ぶっているときの子どもの言葉は、本心を直接表しているわけではありません。「ママなんか嫌い」は本当に嫌いになったわけではなく、「うるさい、あっち行って」は親を遠ざけたいわけではなく、「学校なんか行きたくない」は単なる怠けではない可能性があります。これらの言葉の裏には、脳の処理の苦手さや感情のコントロールの難しさが隠れているのです。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

子どもの言葉を字面通りに受け取ると、会話はこじれる

吉野氏は、著書『発達障害・グレーゾーン 子育て大変だと思ったら これ、言ってみて!』の中で、子どもの困った行動を「性格」や「わがまま」ではなく「脳の特性」から捉え直す重要性を強調しています。子どもの“荒れた言葉”に対しては、字面通りの意味ではなく、その背後にある感情や欲求を読み取ることが必要です。

「正しい返事」よりも、「脳に届く返事」が求められます。つまり、子どもの脳が処理しやすいシンプルで具体的な言葉がけが効果的です。例えば、「ママなんか嫌い」と言われたときは、「そう思うんだね。でもママはあなたのことが大好きだよ」と共感を示しながらも、親の愛情を伝えることで、子どもの安心感を育てることができます。

「共感すること」と「言いなりになること」は違う

吉野氏は、「共感」と「言いなり」の違いを明確にしています。子どもの言葉に共感するとは、その気持ちを受け止めることであり、要求をすべて受け入れることではありません。例えば、「学校に行きたくない」と言われたとき、「そうか、行きたくないんだね」と気持ちを認めた上で、「でも今日は行く日だよ」とルールを伝えることで、子どもは自分の感情が理解された上で適切な行動を促されます。

一見噛み合わない会話でも、親が子どもの脳の特性を理解して対応することで、親子関係が改善されるケースが多くあります。吉野氏のアプローチは、子どもの発達を支援しながら、親自身のストレスも軽減することを目指しています。

発達障害・グレーゾーンの子育てに悩む親へ

「もしかして、うちの子って他の子と少し違うのかもしれない」——声をかけても聞いていない、他の子ができることが苦手、ママ友や先生に相談しても話が噛み合わない。そんな「言葉にならない違和感」を抱える親は少なくありません。吉野氏は、発達障害やグレーゾーンの子どもを持つ親が、毎日の子育てに疲れ果てる前に、脳科学に基づいた家庭での支援法を提案しています。

子どもの「ひどい言葉」に振り回されず、冷静に対応するためには、まず親自身が子どもの脳の特性を理解し、感情的な反応を抑えることが重要です。吉野氏の著書は、そのための具体的なコミュニケーション術を紹介しており、多くの家庭で実践されています。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ