「めんどくさい」は本能だった!精神科医が解説する脳の仕組みと生存戦略
「めんどくさい」は本能!精神科医が解説する脳の仕組み

精神科医で作家のゆうきゆう氏は、著書『めんどくさいは、あっていい。「めんどくさい」を活かす究極の方法』(清流出版)の中で、「めんどくさい」という感情が実は人間の本能に根ざしたものであると解説している。脳にとって「わからない」ことは「危険」と判定され、その結果として変化を避ける行動が自然に生まれるという。

人類の生存戦略としての「めんどくさい」

太古の昔、人類が狩猟採集生活を送っていた時代には、「ちょっと様子を見てくる」「少し遠くまで行ってみよう」といった軽い判断が、致命的な結果を招くこともあった。そのため、生存において有利だったのは「変化を嫌い、できるだけ同じ生活圏で、同じ行動を繰り返す人」であったと考えられる。ゆうき氏は、現代人は「変化を嫌い、安定を選んだ人たちの子孫」だと指摘する。

変化へのリスクと遺伝子の継承

変わらないことで命が守られた人々の遺伝子は受け継がれ、何千年、何万年もの時を経て現代でも生きている。現代では、新しいカフェに行っても獣に襲われることはなく、そこで勉強しても命を落とすことはない。しかし、脳の仕組みには、何万年前の環境に最適化された部分が残っているのだ。

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読書を始める、勉強する、部屋を片づける、メールを返信するといったごく日常的な行動に対しても、「やりたくない」「めんどくさい」という気持ちが湧き上がるのは、脳が本能的に「変化→危険」と判断した結果である。ゆうき氏は、これは実に自然な流れだと述べている。

「めんどくさい」を活かす方法

ゆうき氏は、この「めんどくさい」という感情を否定するのではなく、活かす方法を提案している。例えば、変化を小さく区切ることで脳の危険信号を軽減したり、あらかじめルーティン化することで判断の負担を減らすなどの工夫が有効だという。また、「めんどくさい」と感じること自体が正常な反応であると理解することで、自己否定感を減らし、前向きに行動できるようになるとしている。

この記事は6分で読める内容となっており、精神科医の視点から人間の本能と現代の行動パターンの関係をわかりやすく解説している。

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