せっかくの夏休みに子どもと旅行に行っても、子どもが退屈してスマホばかり見ている――そんな経験をした人は少なくないだろう。旅は子どもに新しい価値観や知識との出会いをもたらし、将来につながる興味や関心のきっかけになる。しかし、親が率先して「子どものためになる旅行」にしようとすると、決まってうまくいかない。
では、子どもとの旅をより実りあるものにするにはどうすればよいのか。『旅をすればするほど子育ては楽になる』の著者で文筆家の尾石晴氏が、韓国でベストセラーの学習漫画『となりのきょうだい 世界ミラクル探検隊』をもとに、子どもとの旅を楽しむコツを語った。
旅行は子どもにとって「大きな刺激」
子どものころにしかない感受性や感覚がある。だからこそ、子どもにとって海外に行く経験は大きな意味を持つ。日本で同じ毎日を過ごしていると、子どもはどうしても日本の価値観や習慣を暗黙の了解として受け入れるようになる。日常生活では問題にならないが、自分の置かれた状況を客観的に見る機会は、子どもの見識を深めるうえで必須だ。
大人であっても海外旅行に行くと、自分の国とは違う点に気づかされる。例えば水の飲み方、列の並び方。たとえ細かな違いでも、成長途上の子どもにとっては大きな刺激になる。
子どもの興味の「種をまく」海外旅行
旅行前に地図を見るだけでも効果は大きい。子どもは「つまらなさ」に敏感で、事前に旅先の情報に触れることで、現地での興味や関心が高まる。旅行費は子どもの将来への投資であり、海外旅行代を「教育費」と捉える視点も重要だ。



