小学校高学年、中学生、あるいは高校生でも、いつ発芽するかはわからないけれども、日常とは違う体験が、将来の発想のきっかけとして残っていく。旅行をより有意義にするための工夫について、POSPAM代表の尾石晴氏が語る。
旅行前に地図を見るだけで効果大
子どもの興味を養ううえで、まず思い浮かぶ手段と言えば書籍ではないでしょうか。もちろん子ども向けの本も、旅と同じく意義深いものだが、筆者が意識しているのはこの2つを組み合わせることだ。
筆者の家庭では、旅行は「行き先を決めたら準備完了」ではなくて、その土地の歴史などに関係する漫画を事前に読んでから行くようにしている。とくに、子どものリクエストで旅に行くときは、子どもが行きたいと思っている場所について、一緒に深掘りして調べる。
例えば、NHKの番組に出ていた姫路城に行こうとなったときは、姫路城についての情報を広く調べる。「兵庫県」「新幹線」「行くまでにどういう経路をたどるか」――周辺の情報も含めて知識を仕入れていく。
とはいえ、「海に行きたい」というような漠然とした行き先だけ決めるときもある。でも、海と言っても日本海なのか、太平洋なのか、瀬戸内海なのか。気候も地理もまったく違う。
そんなとき、あると便利なのが日本地図と世界地図だ。キッチンに貼っておいて、一緒に見ながら「じゃあ瀬戸内海に行くとして、天気は晴れてるかな?」「学習漫画も読んで行ったらおもしろいんじゃない?」などと子どもと話してみてはいかがだろうか。



