マイナビは6月15日、2028年3月卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した「マイナビ 2028年卒 大学生キャリア意向調査5月<インターンシップ・キャリア形成活動>」の結果を公表した。調査期間は5月20日から31日までで、インターネットを通じて行われた。
5月のキャリア形成活動参加率は32.9%
2028年卒業予定の学生のうち、5月にインターンシップなどのキャリア形成活動に参加した割合は32.9%で、前月比13.8ポイントの増加となった。内訳を見ると、「インターンシップ(実務体験を含む5日間以上のプログラム)」への参加率は7.0%(前月比3.0ポイント増)、「仕事体験(就業体験ができる短期間プログラム)」は9.0%(同5.2ポイント増)、「オープン・カンパニー&キャリア教育等(主に企業・仕事理解のためのプログラム)」は22.5%(同8.1ポイント増)であった。
キャリア形成に向けて約5割が貯金意向
キャリア形成活動や就職活動に向けた貯金の有無について尋ねたところ、「貯金をしている」(14.9%)と「したいけどできていない」(34.7%)を合わせた49.6%が貯金をする意思があることが明らかになった。貯金の目的としては「交通費」が82.1%で最も多く、次いで「アルバイトができない期間の生活費」が57.3%となった。また、関東エリアとそれ以外のエリアで比較すると、「交通費」では12.1ポイント、「宿泊費」では29.7ポイントの差が見られ、遠方の活動に備えた貯金の必要性がうかがえる。別の調査では、2026年卒の学生向けに企業が実施したインターンシップ・仕事体験の形式は「全て対面で実施」が52.2%を占めており、交通費が支給されない場合の費用負担が背景にあると推察される。
書類選考を経験した学生は3割、ガクチカへの意識
キャリア形成活動において、5月時点でガクチカ(学生時代に力を入れたこと)等を問う書類選考や面接を経験した学生は32.4%だった。ガクチカに対する考えや心境については、「ガクチカになる経験に積極的に取り組みたい」が49.3%で最多、次いで「周囲と比べてガクチカとして話せる経験が少なく不安だ」が40.8%となった。さらに、現時点でアピールできる内容と今後経験を積みたい内容を比較すると、「資格取得など自己研鑽について」は、現時点でアピールできる割合が12.0%にとどまる一方、今後経験を積みたい割合は30.3%と18.3ポイントの差が見られた。学生は学業やアルバイトを基盤にしつつ、専門性や実務理解につながる経験を積もうとする意識を持っていることがわかる。



