静岡市、クーリングシェルターをマップで案内 民間も開設し307か所に
静岡市、クーリングシェルターをマップで案内 民間も開設し307か所に

厳しい暑さが続く中、静岡市は熱中症対策として、涼を取るための「クーリングシェルター」(指定暑熱避難施設)の利用を呼びかけている。今年度は7月末時点で307か所を開設し、場所を地図で確認できるマップの運用や民間事業者の協力で利便性向上を図っている。

開設数は年々増加、今年度は307か所

クーリングシェルターは、危険な暑さから避難できる場所として、市町が指定する冷房設備などが整った施設。静岡市GX推進課によると、2024年度は260か所、2025年度は288か所、今年度は7月末時点で307か所を開設している。

今月7日、同市がシェルターに指定する市歴史博物館では、千葉市から観光で訪れた男性(55)が体を休めていた。JR静岡駅から駿府城公園に徒歩で向かう途中、暑さに耐えきれず立ち寄ったといい、「クールダウンしたいと思った時に入れて助かった」と汗をぬぐっていた。

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熱中症搬送者数は1438人、シェルターの重要性高まる

今年度の熱中症による県内の搬送者数は1438人(9日時点)で、死者は2人確認されている。県内で最高気温が40度以上の「酷暑日」を記録した7月22日は110人が搬送されており、暑さをしのげるシェルターの重要性は高まっている。

静岡市では、より多くの人に利用してもらおうと、地理情報システム「しずマップ」でシェルターの場所を紹介している。現在地から最寄りのシェルターの場所を把握できる仕組みだ。同課の担当者は「シェルターでは気軽に体温調整ができる。外出して暑さが厳しいと感じたら無理せず早めに利用してほしい」と呼びかけている。

民間事業者の協力で開設拡大、市長は対応強化を表明

また、同市は民間事業者にもシェルター開設を呼びかけている。指定には〈1〉適当な冷房設備を有している〈2〉無料で休憩スペースを提供できる〈3〉水分補給が可能な場所である――などの要件を満たす必要がある。

県によると、県内で民間・公共施設のシェルターとしての運用は2024年度に17市町でスタートし、今年度は全35市町に拡大した。開設件数は昨年7月末時点で1000件を超えた。

同市の難波喬司市長は7日の記者会見で「少しずつ定着はしてきていると思うが、まだまだ知られていない」と指摘。現在は指定されている施設数などを分析していると明らかにした上で、「暑さは年々厳しくなっている。対応を強化していく必要があり、早急に進めていきたい」と述べた。

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