松山空港と市中心部を結ぶ「韓国人向け無料送迎バス」の写真がSNSで炎上、バス会社が表示を修正した
松山空港と市中心部を結ぶ「韓国人向け無料送迎バス」の写真がSNSで炎上、バス会社が表示を修正した

松山空港と松山市中心部を結ぶ無料送迎バスを巡り、乗降口近くに貼り出された「韓国人向け無料送迎バス」の写真が6月19日、X(旧ツイッター)で拡散された。「税金を投入して韓国人のバス代を無料にするってどういう事だよ?」という投稿とともに「日本人差別」「外国人優遇」などと批判が殺到。バス会社は急きょ、掲示を韓国語に切り替え、「インバウンド旅行者専用送迎バス」と修正する事態となった。

市民は乗れず、事業費は約3億2700万円

このバスは愛媛県の松山空港と松山市中心部を結び、韓国線の乗客を無料送迎する。市民は乗車できない。県と市が国際線の利用促進のため、ソウル、釜山(プサン)両線に加え、台湾・台北線も対象とし、路線ごとにバス会社へ委託している。

今年度の事業費は約3億2700万円で、県と市が半分ずつ負担する。

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県は「必要な施策」と説明 背景に運賃値上げへの不満

県航空政策室は、昨年度の韓国線利用者が約33万人で135億円の経済効果があったとし、「送迎は愛媛を選んで来てもらうために必要な施策で、見合う効果を生んでいる」と説明する。県民向けには駐車場代やパスポート取得費の負担軽減策を実施しており、「1人当たりの優遇単価は県民向けの方が大きく、特定の外国人を特別扱いしたものではない」と理解を求める。

一方、今回の投稿には、無料送迎バスを運行する伊予鉄バスに対し、「日本一高い運賃」と批判的な記載も見られ、炎上の背景には度重なる運賃値上げへの不満もあるようだ。

総務省による4月の物価調査では、同社が路線バス網を展開する松山市のバス運賃が7キロ当たり680円となり、全国の県庁所在地と人口15万人以上の81都市で最も高くなった。同社の松山空港リムジンバスも値上げが繰り返され、料金は1000~1200円と5年ほどで1.6倍になった。

同社は「人手不足や燃料高騰が要因で事業を継続するために必要」とする。

誤解を招かない表記と丁寧な説明が必要

投稿には約14万件の「いいね」、3万3000件以上のリポスト(転載)が付いた。おおむね誤解によるものだとみられるが、誤解を招かないよう、表記には注意し、趣旨を丁寧に説明することも求められる。

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