パナソニック調査、今夏の睡眠に54%が不満。熱中症リスクへの不安は若年層ほど高い傾向に
パナソニック調査、今夏の睡眠に54%が不満。熱中症リスクへの不安は若年層ほど高い傾向に

パナソニックは7月14日、今夏の睡眠に関する実態調査の結果を発表した。調査は2026年7月3日~7月8日、エアコンを所有する20~60代の男女560名を対象にインターネットで実施された。

今夏の睡眠に不満を感じる人は54%

今年の夏の睡眠に満足しているかを尋ねたところ、「まったく満足していない」(12%)、「あまり満足していない」(42%)となり、合計で54%が睡眠に不満を感じていることが分かった。また、「今年の夏、寝ている間に暑さで目が覚めることはありますか?」という質問には、「頻繁にある」(12%)、「時々ある」(41%)と回答した人が53%に達し、半数以上が睡眠中に暑さで目を覚ます経験をしている。

再入眠困難と夜間熱中症リスクの認識

暑さで目覚めたことがある人に、その後再び寝つきにくいかを聞いたところ、「とても感じる」(31%)、「やや感じる」(56%)で、87%が再入眠のしづらさを感じている。一方、夜間の熱中症リスクへの不安は「強く感じる」(13%)、「やや感じる」(37%)で合計50%が不安を感じている。年代別では20代が63%と最も高く、30代56%、40代52%、50代42%、60代35%と、年齢が上がるほど不安が低くなる傾向が見られた。一般的に熱中症リスクは高齢者ほど高いとされるが、高齢層ほど夜間熱中症への不安を感じていない実態が浮き彫りになった。

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エアコン使用の我慢とその理由

夏の睡眠時のエアコン使用状況は、「朝まで使用している」が36%で最多、次いで「切タイマーを設定して就寝時から一定時間使用している」が31%、「使用していない」が18%だった。暑さを感じながらもエアコン使用を我慢することがある人は40%で、年代別では20代が51%と最も高く、30代48%、40代41%、50代31%、60代28%と、若年層ほど我慢する傾向が見られた。エアコンを一晩中つけっぱなしにしない理由は、「冷え過ぎるから」(55%)、「電気代がかかるから」(48%)、「体に悪いと思うから」(27%)が上位を占めた。

同室者との体感温度の違い

夏の睡眠時に同室者との体感温度の違いを感じる人は67%に上り、そのうち36%が温度設定をめぐって困ったり揉めたりした経験があると回答。温度設定は「暑いと感じる人に合わせている」が45%で、「寒いと感じる人に合わせている」の18%を大きく上回った。対応方法としては、「寝具(掛け布団・冷感寝具など)で調整している」が40%、「温度設定を妥協して調整している」が37%、「服装(寝間着)で調整している」が35%だった。

快眠環境づくりのためのエアコン活用法

パナソニック エアーマイスター兼睡眠改善インストラクターの福田風子氏は、夏の快眠環境づくりについて以下のポイントを解説する。

正しい夏の睡眠時のエアコン活用術4選

1. エアコンは風を天井に向けて「30分前」にON:寝室に入る30分前にエアコンを運転し、風を天井に向けることで室温を均一にし、快適な環境を作る。設定温度は26~28℃、または除湿モードが推奨される。

2. エアコンフィルター掃除は2週間に1度:寝室は繊維が舞いやすくフィルターにホコリが溜まりやすい。掃除を怠ると冷暖房効率が低下し、電気代の無駄や故障の原因になる。

3. 湿度コントロールで快適に:寝室の湿度は60%以下に保つことが重要。湿度が高い場合はエアコンの温度を下げるか除湿運転を行う。

4. 扇風機との併用:室温が高い場合は扇風機を併用し、足首に風を当てると深部体温が下がり寝入りが良くなる。ただし長時間の直風は健康を害する可能性があるため注意。

エアコン以外の対策

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1. 寝る1時間前までに入浴(38~40℃で10~20分):入浴で深部体温を一度上げ、その反動で下げることで寝つきが良くなる。

2. シャワーは足首・手首・首の後ろに熱めのお湯を5分程度当てる。

3. パジャマはゆったりとした長袖・長ズボン:汗を吸収する綿やシルク素材が理想的。

4. リビングや浴室の照明は控えめに:メラトニン分泌を促すため、入浴前はオレンジ色の照明にし、浴室は脱衣所の灯りだけにするなどの工夫を。

5. 在宅勤務者は「入眠儀式」を意識:寝る前のルーティンで脳を睡眠モードに切り替える。

「切タイマーvsつけっぱなし」実験結果

同社の実験では、3時間の切タイマー設定では停止後に室温が上昇し、8時間後には30℃を超えたのに対し、「つけっぱなし」では一晩中26~27℃を維持。電気代の差は8時間で15.2円とわずかで、夜間は冷房負荷が小さく消費電力が少ないことが確認された。