福島地方気象台は10日、異例のコースで本州に接近している台風15号に関する説明会を福島県庁で開いた。台風15号は11日正午頃進路を西に変えた後、福島県か茨城県に上陸する可能性が高い。
福島県への台風上陸は昭和26年の統計開始以来一度もなく、福島県の関係者の間には緊張感が走っている。
台風の現在の状況と予想
台風15号は10日正午現在、日本の東を時速約25キロで北西に進んでいる。中心気圧は990ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。
11日午後6時から12日午後6時までに予想される24時間降水量は、多い所で浜通り100ミリ、中通り100ミリ、会津80ミリとなっている。
統計上初の上陸か
台風が太平洋側から東北地方に上陸したケースは昭和26年の統計開始以来3回あるが岩手県2回、宮城県1回で、福島県に上陸した例はない。
福島地方気象台では「海側から(勢力が)衰えることなく入ってくるため、浜通り地方は雨と風への警戒が必要」と注意を呼び掛けている。
県災害対策課の箭内良次課長は「異例のコースをたどっているため、いつも以上に緊張感を持っている」と話している。
同日開かれた県の「台風15号に関する関係部局長会議」で、内堀雅雄知事は不要不急の外出を控えることなどを呼び掛けた。



