兵庫県公安委員会は20日、指定暴力団の山口組(神戸市)と池田組(岡山市)について、活動を大幅に制限する「特定抗争指定暴力団」の指定を9月で解除することを決めた。両組織の抗争事件が一定期間起きておらず、指定を続けることが困難になったと判断した。
指定解除の経緯
県公安委は20日午後、会合を開き、特段の事情が生じない限り、両組織の9月7日までの指定期限の延長を見送ると決定した。
池田組は2015年に山口組から離脱して神戸山口組(兵庫県稲美町)の傘下に入った後、独立。22年に池田組組長が山口組系組員に襲撃されるなど事件が相次ぎ、県公安委は両組織を特定抗争指定暴力団に指定し3か月ごとに期間を延長してきた。
特定抗争指定の内容
特定抗争指定暴力団は、公安委が定めた警戒区域内で▽組員5人以上での集合▽事務所への立ち入り――などの行為が禁じられ、違反すれば逮捕される。現在は岡山、名古屋など7府県8市が対象地域。
今後の指定状況
山口組は池田組との指定は解除されるが、神戸山口組、絆會(大阪府寝屋川市)との間では特定抗争指定暴力団に指定されている。



