米国在住医師、寺社への油かけ事件で初公判
2015年に成田山新勝寺(千葉県成田市)と香取神宮(千葉県香取市)の柱などに油のような液体をかけたとして、建造物損壊罪に問われた米国在住の医師の男(63)の初公判が14日、千葉地裁(椙山葉子裁判官)で開かれた。男は起訴事実を認め、「(油注ぎの命令は)聖霊様からきていると思っていたが、私の思い込みと勘違いだった」と述べた。
検察側、懲役1年6月を求刑
起訴状によると、男は2015年3月25日、成田山新勝寺の総門柱3本(損害見積額約12万円)と、香取神宮の角柱やさい銭箱など(同約242万円)に油のような液体を塗るなどして損壊したとされる。検察側は論告で、男が遅くとも2012年から宗教行為の一環として「油注ぎ」を全国の寺社で繰り返したと主張。「(寺社に)受け入れられない可能性を認識しながら、身勝手な犯行に及んだ」と非難し、懲役1年6月を求刑した。
弁護側は執行猶予を主張、即日結審
弁護側は最終弁論で、「まいた油はごく少量だった」として情状酌量を求め、執行猶予付き判決を求めた。男は最終意見陳述で「多大なるご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げる」と述べた。即日結審し、判決は8月6日に言い渡される。



