タイ中部を襲った記録的な洪水により、バンコク首都圏の工業団地で浸水リスクが高まっている。チャオプラヤー川の増水に伴い、複数の工場で生産停止の懸念が出ており、自動車や電子部品などのサプライチェーンへの影響が懸念されている。
洪水の現状と被害地域
タイ政府の洪水対策本部によると、チャオプラヤー川上流からの大量の水が下流に流れ込んでおり、バンコク北郊の工業団地が位置するアユタヤ県やパトゥムタニ県で浸水被害が発生している。特に、日系企業が多く進出するアユタヤ県の工業団地では、一部の工場で浸水が確認され、操業停止を余儀なくされている。
企業への影響と対応
被害を受けた工業団地では、生産ラインの停止や従業員の安全確保のための避難が行われている。自動車部品メーカーや電子機器メーカーなど、多くの企業が生産停止に追い込まれており、部品供給の遅延が国内外の製造業に波及する可能性がある。各企業は、代替生産拠点の確保や在庫の活用など、影響を最小限に抑えるための対策を進めている。
今後の見通し
タイ気象局は、今後も大雨が続く見込みであると発表しており、洪水の長期化が懸念されている。政府は、排水作業を進めるとともに、住民や企業に対して警戒を呼びかけている。被害の拡大を防ぐためには、迅速な対応と長期的な復旧計画が求められている。



