16日午後、東京都心で震度5強を観測する強い地震が発生した。気象庁は直ちに関東沿岸部に津波注意報を発表し、住民に警戒を呼びかけている。震源地は東京湾で、震源の深さは約40キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.1と推定される。
都心の様子と被害状況
地震発生は午後2時46分ごろ。東京都千代田区では、ビルが大きく揺れ、オフィスワーカーらが机の下に身を隠すなど一時混乱した。警視庁や東京消防庁によると、都内で複数の負傷者情報が寄せられており、主に転倒や落下物によるけがとみられる。また、一部のエレベーターが停止し、閉じ込められた人を救助する作業が進められている。
気象庁は午後3時10分に津波注意報を発表。対象地域は千葉県、神奈川県、静岡県の沿岸部で、予想される津波の高さは最大1メートル。すでに千葉県内の一部で微弱な潮位変化が観測されている。
交通機関への影響
鉄道各社は地震の影響で、首都圏の多くの路線で運転を見合わせた。JR東日本は山手線、京浜東北線、東海道線など主要路線で安全確認のため運転を停止。東京メトロや私鉄各線も同様に運転を見合わせ、通勤・帰宅ラッシュ時の混乱が懸念されている。空の便では、羽田空港発着の一部便が欠航した。
電力各社によると、現在のところ大規模な停電は報告されていないが、一部地域で停電が発生している可能性があるとして、情報収集を続けている。政府は首相官邸に対策室を設置し、被害状況の把握に当たっている。
専門家の見解
地震学者によると、今回の地震はプレート境界型とみられ、今後の余震活動に注意が必要だという。気象庁は「今後1週間程度は同程度の地震に注意してほしい」としている。また、津波注意報については、海岸から離れ、高台に避難するよう呼びかけている。



