北海道稚内市沿岸の日本海でナマコを密漁したとして、北海道警稚内署は15日、40代から60代の男6人を漁業法違反の疑いで逮捕し、発表した。同署は男らの認否を明らかにしていない。現場付近では、14日未明に5人乗りのゴムボートが転覆し、1人が死亡する事故が起きており、警察は両事件の関連性を慎重に調べている。
逮捕された6人の容疑内容
逮捕されたのは、札幌市や函館市、北斗市に住む40代から60代の男6人。同署によると、6人は共謀して7月13日午後9時ごろから翌14日午前1時15分ごろまで、稚内市沖の日本海において、水産資源であるナマコを密漁した疑いが持たれている。
密漁が発覚したきっかけは、14日午前1時15分ごろ、容疑者の1人が海上保安庁に救助を求めて118番通報したことだった。海保からの連絡を受けて駆け付けた警察官が現場を捜査する中で、採取されたナマコを確認。密漁の疑いが強まったため、逮捕に至った。
ゴムボート転覆事故との関連
現場付近では、14日未明に5人乗りのゴムボートが転覆し、1人が死亡する事故が発生していた。死亡したのは乗船者の1人で、他の4人は無事だった。警察は、密漁グループと転覆事故の関係を捜査しているが、現時点で詳細は明らかになっていない。
稚内署は、6人の関係性や事故との関連を引き続き調べるとともに、密漁の動機や背景についても捜査を進める方針。ナマコは高値で取引されるため、北海道沿岸では密漁が後を絶たず、当局が警戒を強めている。



