埼玉県内では21日夕方ごろから激しい雨に見舞われ、さいたま市付近で1時間に約110ミリの猛烈な雨が降った。気象庁は「記録的短時間大雨」の気象防災速報を発表し、さいたま市や上尾市などから道路冠水や車両水没の110番通報が相次いだ。
高架下で車が動けなくなる
さいたま市北区の埼玉新都市交通(ニューシャトル)吉野原駅付近の高架下の道路では、栃木県鹿沼市の土木作業員、長谷川裕さん(47)の自動車が冠水した道路で動けなくなった。近くで作業中に雨が降り始め、仕事を切り上げて帰路についた直後だった。
水は車内にも流れ込み、エンジンも間もなく止まったが、窓が動いたため自力で車外へ脱出した。けがはなかったという。長谷川さんは産経新聞の取材に対し「まさか自分がこんなことになるとは思っていなかった。ただ、千葉のこと(豪雨)があったので、何とか逃げられたと思う。(車の)窓が開いたときは少しホッとした」と語った。
自動車整備工場でも約50台が冠水
さいたま市岩槻区の東北自動車道岩槻インターチェンジ(IC)付近でも一時激しい雨が降った。近くにある同市見沼区の自動車整備工場の従業員(57)によると、21日午後3時半過ぎから激しい雨が降り始め、一時は敷地内に止めていた自動車約50台が、タイヤの3分の1程度の高さまで冠水した。
その後、水はほとんど引いたといい「心配したが、早い時間でおさまって安心した」と話していた。



