2025年大阪・関西万博は14日、開幕から100日を迎えたが、累計入場者数は約480万人と、主催者が掲げる目標の1000万人を大きく下回っていることが分かった。主催者の日本国際博覧会協会が同日発表した。
目標達成にはペース倍増が必要
万博は4月13日に開幕し、会期は10月13日までの184日間。前半の100日間で目標の半分にも満たない入場者数となり、後半84日間で残り520万人以上を集める必要がある。これは1日平均約6万2000人で、前半の実績(約4万8000人/日)を約3割上回るペースが求められる。
暑さやチケット高騰が影響か
協会の広報担当者は「記録的な猛暑や、前売り券の販売低迷が響いた」と分析。前売り券の販売は目標の1400万枚に対し、開幕前時点で約700万枚と半数だった。また、当日券の価格が大人7500円と高めに設定されたことも、家族連れなどの来場を抑制した可能性がある。
一方、海外からの来場者は約30万人と、目標の200万人には遠く及ばない。円安が追い風になると期待されたが、実際には訪日客の関心は東京や京都などの観光地に集中し、万博への誘客に苦戦している。
イベントや割引で巻き返し図る
協会は後半に向け、週末限定のナイトイベントや、学生向けの割引チケットを導入するなど、集客策を強化する方針。また、SNSを活用したプロモーションや、関西の鉄道会社との連携によるパッケージツアーも展開する。
「夏休みシーズンに家族連れを中心にさらなる集客を図りたい」と同担当者は述べ、目標達成に意欲を示した。しかし、専門家からは「残り期間での大幅な回復は難しい」との声も上がっている。



